安寧の地にいる幸運

www.nhk.jp

 

上記リンクがいつまで有効に働くかわからぬので念のため概要を記しておくと、「恋せぬふたり」というアロマンティック・アセクシュアルをテーマの一つにすえたNHKのドラマである。

このドラマを母から薦められて、NHKプラスの見逃し配信を滑り込みで一話だけ見たのだが、どうしてももやもやする部分が多くて好きになれなかった。性的指向がなんであろうと他者の気持ちを考えない発言や行動をする人物が多くて嫌悪感が拭えなくてつらい…だなんて、そしてそのような感想をそのまま母に伝えてしまった。母は今後の展開を踏まえて作品を肯定しつつ、しかし、「無理して見なくていい」と言ってくれた。それが本当にありがたかったと同時に、好きを薦めてくれた母の気持ちを裏切った自分に対して最終的には涙が込み上げてきて止められなくなってしまった。これ書きながら今もまだちょっとめそめそと泣いている。

これは、ここまでの人生でわずかながら覚えのある、(なんというかナルシストじみている発言かもしれないが、)『私なんぞに(恋愛的な)好意を抱いてくれた稀な人に対して、その思いに応えられない自分が申し訳なくて涙する』感情と同じ種類のものであった。

結局のところ自分がかなり当事者側なのでこのドラマをエンタメとしてうまく消化できない要素があるのではないかとも思うし、かつ、そもそも実写(三次元)が割と苦手なことも加わって倍率ドン!だドン!なんだよな。同じテーマの漫画やアニメならもっと前向きに見れたかもしれない。

あとまあ仕事がなんだか忙しいしプーチンに憤りとドン引きとドン引きとドン引きをしすぎてたりで現状のメンタルがさほど好調ではないことは自覚しているので、いつかもっと疲れていないタイミングで視聴できる機会があれば再挑戦したいです。このようなテーマの作品が生まれてきて放映されてきていること自体はいいなあと思いたいですし。

わたしの117

日付変わってしまったけれど。

 

1995年1月17日、私は小学三年生、9歳だった。当時は播磨地域(兵庫県の南西の方。神戸は南東の方)のすごい田舎の町に住んでいた。二段ベッドの上で寝ていて、揺れで目が覚めた。震度4だったと記憶している。今なら震度4は、まあびっくりはするけどそんなにたいしたことないよなと思えるが、そのときの私にとってはおそらく人生初の大きめの地震だったはずで、それなりに怖い思いをした覚えがある。

テレビが映し出すニュースで、崩れた建物や広がる炎を見た。母方の実家や親戚は阪神地域に住んでおり、当時30歳(!)の母は気が気ではなかったのではないだろうか。幸い、祖父母や叔母たちはみな無事であった(私があまり知らない遠い親戚まではちょっとわからないが…)。父も、高校の教諭をしており、阪神地域にはかつての教え子たちが多く住んでいたのではないかと思う。

そんな両親がそのころどのように過ごしていたのか覚えていないが、子供の私にできることは何もなく、近くて遠い場所で起きた災害を見守るしかなかったと思う。同年のカレンダーを見ると、15日(日)、16日(月・成人の日の振替休日)で、17日(火)が連休明けだったようである。特に被害を受けなかった私は、生活面では普通に登校して普通に暮らしたのだと思う。

 

この震災について思いを馳せるとき、必ず思い出すことがある。震災で住む家を追われ、一時的に避難せざるを得なかった子供たちが、当時私が暮らしていたあのものすごい田舎にさえも数名、転校してきていたということだ。当時通っていた小学校は全校児童200名前後の小さな小学校だったと記憶している*1。どの学年に何名がとか同じクラスに転校生がいたかどうかとか、詳細はまったく覚えていない。ただ、学校から発行された新聞のようなものに、彼ら彼女らが書いた(書かされた?)作文がいくつか掲載されていたことを覚えている。詳細な正しい文面ではないが、同年代の少女(たしか女の子だったという記憶はある)のこんな作文が心に残っている。

「仲の良かった友達が、家の下敷きになって死んでしまった。地震なんて大嫌い!」

この作文を読んで私は、近くて遠い場所で起きた災害をより身近に感じたのであった。名前も顔も覚えていない彼女、突然の災害に見舞われ好きだった友人も亡くし阪神地域からすればいろいろとクソみたいな田舎に急に住むことになったのは本当につらかったろうなと想像する。大変だったよね。そんななか、ピンときていない田舎の子供に、起きたことの壮絶さ、悲しみと憤りを伝えてくれて本当にありがとう。(それはそれとして、そんな大変な時分に体験談書いてよ新聞に載せるからって依頼するの鬼では???と思ってしまうが…大丈夫だったのだろうか…配慮があったと信じたいが27年も前だしあまりなかったかもしれない…)

*1:同校のウェブページを確認してみたところ、現在は1学年1学級の全校100名に満たないさらに小さな学校になっているようである。当時は1学年2学級だった気がする。ただ、私もその年、1995年の3月で転校しており、かの地域での思い出は小学三年生までであるが。

心待ちにしている

www.city.sapporo.jp

 

上記ページより現時点での画面を引用。

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焦らしプレイ

予約できる日を楽しみに待ってます!!!!!!

接種に係る事業の運営に関わる皆さん、本当にありがとうございます。

 

8/28追記

今週に40歳以上の予約枠が解放されて、いまはこんな感じだぜ(画面を画像で引用)

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他地域とちゃんとした比較はしていないが、実際のところ知人友人の居住地はこの日程よりも早く始まっているので、超大都市ではない普通に大都市なポジションゆえになんだか遅くなってるのかもな我が居住地…と勝手な個人的な感想を抱きつつ。でも着々と進んでいてすごくてえらくてすばらしい。ありがとうございます。来月を楽しみに待っています。

 

9/2追記

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集団接種会場の2倍以上も、個別医療機関(つまりかかりつけ医とか?)に供給されるようである?のか?集団接種を待つのは下策なのか?? でもなあ、幸か不幸かかかりつけ医さんはいないしなあ。歯医者さんならあるけども。いずれにしても現状、近所の病院や診療所では受付してないみたいなので、しばらく様子見しようと思います…。

 

9/8追記

本日12時から30歳以上の予約開始でした。予約取れました✌ ありがたいことです。

誰か私の代わりに風呂に入ってくれ

壊滅的に家事ができないので家事をやってくれる人…日本語で何というのか…家事代行業の人?を雇うべきではと思い付きつつ、しかし家事代行業の人を呼べる部屋じゃない(服を買いに行く服がない的な)

と思考して、気になって本題から逸れるのだが、どうやら現時点における「家事代行業の人」のいちばんしっくりくる日本語は、いまだ「家政婦」なのだろうか? 「主婦」もそうだが、これらと同等の職にある男性の方を指す場合はいまのところ「家政夫」「主夫」になるのだろうか? いや………2021年にもなって………??? 保育士は1999年、看護師は2002年とかに法改正されてるらしいので、なんか、逆にすごいな…褒めてないけど…まぁ、つまりそれほど公的な職業ではないということなのかもしれないが、だからといってそのままでいいとは全く思えないですね。うむ。

そして、たとえ家事代行業の人を雇えたとしても、私の代わりに風呂には入ってもらえないので、風呂だけはなんとか社会的に死なない程度に入ろうと思います。すごい。えらい。すごすぎる。(誰か私の代わりに風呂に入ってくれ)

結婚をまるでする気がないしできない話

みじかめに。

私は結婚というかそもそも恋愛、更に言えば他人の誰かと新たに家族になろうという気持ちがまったくない、するつもりがない、したくない、できるとも思わない、したくない という感じであり、この歳になって揺るがぬ結論なのでもうほぼ確定だろうと思います。

が、私の両親は私や私のきょうだいを産んで育てたような方々なので、そりゃ孫などの顔をできるなら見たいと思っているだろうなと思います。

けど、そのような願望がきっとあったとしても、いつ結婚するんだとかなんだとかかんだとか言って責めたりもせず各々の生き方を尊重してくれていることを本当にありがたく思っています。

期待に応えられないのは恐縮ですが、まあこの件に関してはほかをあたってもらえたらと思います😉すまん

なんもやるきわかねえ

タイトル通りですが、なんもやるきわきません。土曜日は完全におふとんの中で過ごしました。日曜日は運悪く仕事で呼び出しされてしまったのですがそれがなければきっと完全におふとんの中で過ごしたことでしょう。月曜日だって仕事がなければ完全におふとんの中で過ごすはずですがお仕事があるのでおそらく喚きながら起きて身支度をして仕事はすると思います。えらいなあ。

それはさておき今回はちょっとまえから地味に続けている「あすけん」さんを話題に少しだけ文章を書いてみます。

レコーディングダイエット的な要素+日記を書いて共有して応援しあうというSNS的な要素を併せ持っている感じでしょうか。私はとりあえず適当に食べたものを記録してみているだけで日記とかは使ってないのですが、キャラクターがやたら褒めてくれたり励ましてくれたりムンク顔になったりします。

いや、酒を飲みすぎるとこんな顔をされてしまうんですよ。

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でもこんな風に驚きつつも、正直に教えてくれてありがとうございます♪みたいに言ってくれるので、やばすぎる食生活をしてしまっても包み隠さず登録しようという気持ちになれます。いいかっこしようとして虚偽の申告をしてしまっては目的が果たせませんものね。その点、よいキャラ設計をされているなあと思います。

ほんで、これが私の月平均の結果です。

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やばいですね。塩分が過剰とのことで、毎年の健康診断で血圧が上がりまくっているのも納得です。そして酒で必要なカロリー3~4割くらい取ってるように見えるの、酒飲みすぎという点もやばいしもし酒を飲まなければカロリーぜんぜん足りてないという点もやばいですね。こうやって記録するまでは何も意識してなかったので、やべえのでは?とまず自覚できただけでも一歩を踏み出せる機会になると思います。どうしてこうなった。

ところで、私のようなダメな人間にはこのキャラクターの優しさがちょうどよいのですが、モチベーションの高い人向けにはもうちょいマゾ向け厳しいキャラがいても楽しいそうだなと妄想します。「誰の許可を得てそんなに脂質を取ったの?愚かな豚ね・・・」とか、「うそだろ?間食しすぎじゃない??そのぽよぽよのおなかを減らす気、本当にあるの???」とか・・・普通なら挫折しそうですけどでもごく一部にはめちゃ効果が出たりしないかしら。

片付け

少しやる気がでて、2億年ぶりにほんの少し部屋の片づけができた。30cm四方の一角を整頓できた程度で全体の数%に過ぎないが、ちょっとでも手を付けられたのはよいことだ。

本日片付けた箇所で発掘された郵便物や食品から、1年前の地層、2019年の地層、2017年の地層、2016年の地層が折り重なっていたものと推測される。未開封のいただき物のクッキーが出てきて本当に本当に申し訳なく思いながら個包装のプラと中身を分別してゴミ袋へ落とした。でも1年前のチョコ(これはいただき物ではなく自分で買ったまま忘れていたやつ)はもしかしたらいけるのでは?と思い捨てずに確保した。様子を見ながら、食べられそうなら食べたいと思う。ともかく、おいしく食べてもらえるはずだった食品を捨てるのは本当に最低な行為だ。できる限り次がないように気をつけてほしい、私よ。

片付けが苦手、というか家事全般が苦手で、やらなくても死なないこと(文字通り、および社会的に)をやることへのハードルをとても高く感じる。死なないので食器洗いは放棄するし掃除はしないし洗濯は着るものが尽きる前にどうにか次に着る分を洗っている。このような有様でもそこそこ生きていけるのは、住まいが北の大地だからということが大きいと思う。出身地で同じことをすればカビだの虫だのネズミだのが湧いて早々に終わってしまうくらいの生活をしているという自信があるが、ここではそういう事態にはならずに過ごせている。北の大地はダメ人間でも生きていけるやさしい場所なのだ。ここで暮らせることに感謝をしている。